軽井沢駅北口に完成した注目の新商業施設「軽井沢T-SITE」内に、こだわりの家具や小物に囲まれたホテル「HACIENDA KARUIZAWA(ハシェンダ カルイザワ)」がグランドオープンしました。
9室限定の小さなホテルには、国内外アーティストの作品が随所に展示されていて、五感を通して心身がほどけていくような非日常の時間を過ごせます。
まるでギャラリー! 軽井沢駅前に誕生した“山小屋ホテル”
2026年3月17日にオープンした「軽井沢T-SITE」は、駅北口の新たなにぎわいの拠点として話題の商業施設。全6棟の建物には、地元食材を生かしたレストランやカフェ、食を軸とした各専門店、ライフスタイル提案型のショップなど、多彩なお店が軒を連ねます。
その「軽井沢T-SITE」内に4月25日にグランドオープンした「HACIENDA KARUIZAWA」は、株式会社コンランショップ・ジャパンがデザイン監修を手がけたホテル。同社は、世界中から厳選した家具やインテリアを扱う「ザ・コンランショップ」を展開しており、ホテルのデザイン監修を担うのは、2024年に開業した三重・多気町の「HACIENDA VISON(ハシェンダ ヴィソン)」に続いて2施設目です。
山小屋をイメージした館内には、世界の名作家具をはじめ、アーティストの作品がちりばめられていて、まるでギャラリーのよう。
ロビーに入ってすぐ目に飛び込んでくる煙突のアートは、軽井沢と東京で活動する画家・平澤まりこ氏が手がけました。「軽井沢の自然からの祝福と調和」をテーマに、この地に息づく動物たちが、まるで立ち昇る暖炉の炎のように軽やかに駆け上ってゆく情景を表現したそうです。
フロントデスクの上に吊るされた照明は、韓国で陶芸家・アーティストとして活躍するソ・ヒス(Suh HeeSu)氏の「Untitled」というシリーズ作品の一つで、医療用包帯をモチーフにしたというデザインが目を引きます。
傷を包む包帯を「癒やしの象徴」として捉えながらも、それを硬いセラミック(陶器)で表現することにより、柔軟さと強固さという相反する性質を形にしています。
壁面にはフォトグラファー・根本絵梨子氏による、浅間山の一部を切り取った写真も。カラマツが紅葉し、山肌一面が黄金色に染まった夕暮れの景色をモノクロで捉えた作品です。
またロビーには、デンマークの家具デザイナー、ハンス J. ウェグナーのラウンジチェアやシェーカーロッキングチェアが配されていて、やわらかな暖炉の火や個性豊かなアートを前に、くつろぎの時間を過ごせます。
客室へ向かう通路にもアートが施されています。通路の奥窓にひっそりたたずんでいるヒンメリは、クラフト作家・上原かなえ氏の作品です。
ヒンメリとはフィンランドの伝統的な装飾で、藁などの自然素材を糸でつなぎ、幾何学的な立体をつくるモビールのような工芸のこと。上原氏が紡ぐヒンメリは、繊細で軽やかな造形と光を受けて揺れる美しさが特徴です。
部屋ごとに異なる雰囲気を楽しめる9つの客室
全9室の客室は、部屋ごとに家具や空間のしつらえが異なり、訪れるたびに新たな発見を楽しめます。
たとえば101号室は、日本の手仕事と北欧の名作を掛け合わせた内装が個性的。デンマークの家具メーカー「カール・ハンセン&サン」のデイベッド「OW150」やチェア「CH24」がやわらかな曲線を描き、ウォールランプ「AJ Wall」とフロアランプ「TRIPODE G5」の光が陰影を添えます。
一方、江戸中期から大正時代にかけて使われていた黒朱の箪笥や古材のローテーブルなど、時の流れを感じる日本の家具も置かれ、異なる時代・土地の美意識が響き合う空間へと仕立てられました。
106号室は、素材や構造の美に穏やかさを感じられるデザインが魅力。
室内にはオークの質感を活かしたテーブルや、柔らかな曲線のソファ、ボーエ・モーエンセンによるキャンバスチェアが置かれているほか、壁面のベンチシートがさりげない居場所を生み出します。陰影の美しい照明と彫刻的なローテーブルが静かな輪郭を与える、落ち着きに満ちた客室です。
110号室は、デザイン史に名を刻む家具とともに過ごす、キッチンとダイニングを配した滞在空間。
壁際にはハンス J. ウェグナーのデスクが設置されていて、ワーケーションにもぴったりです。包容力のあるモジュラーソファを中心に、長期滞在に応える安らぎと上質感にあふれた家具が室内を彩ります。
同じくキッチンとダイニングを備えた105号室は、アメリカのインテリアデザイナー、イサム・ノグチ氏のコーヒーテーブルが室内のアクセントに。北側から差し込む自然光が、それぞれの家具の質感を静かに際立たせます。
そのほか、館内には知的好奇心を刺激する宿泊者専用のライブラリーも設けられました。
棚には軽井沢の自然や歴史、文化をテーマにした書籍が並べられていて、落ち着いたインテリアに囲まれながら、じっくりと憩いの時間に身を委ねられます。
隣接する温浴施設「AQUAIGNIS GARDEN SPA」も自由に利用可能
「HACIENDA KARUIZAWA」のそばには、ホテルと同じく「コンランショップ・ジャパン」が監修した「AQUAIGNIS GARDEN SPA(アクアイグニス ガーデン スパ)」があり、ホテルの宿泊客は滞在中自由に利用できます。
施設内は装飾をできるだけそぎ落とし、素材そのものの質感を感じられるデザインに。壁面の天然木材、床やシャワーブースにあしらわれたベージュトーンの天然石、自然光と間接光がやさしく広がる天井など、木・石・水・光だけのミニマルな構図は、思わず深呼吸したくなるような癒やしの時間を演出します。
スパにはサウナも完備されています。サウナ室につながる扉に設けられた大きな取っ手は、木工作家・盛永省治氏によって制作されたアート作品。
ホテルと同様、施設内のさまざまな場所に自然な形でアートが配されているのがポイントです。
サウナ室に設けられた小窓は、鹿児島を拠点に活動する作家・西田麗美氏が手がけたステンドグラスで彩られています。
浅間山や森に息づく動物たち、霧、そして太陽のモチーフが織り重なるような独特のデザインは、軽井沢の風景をイメージしているのだそう。
屋外には、メキシコ生まれのラウンジチェア「Acapulco Chair(アカプルコチェア)」が整然と並べられています。
ハンモックのような座り心地のチェアに身を預け、信州の澄んだ風を感じながら、サウナでほてった体をゆったりととのえてみては?
宿泊客は滞在中、「軽井沢T-SITE」内にあるシェアラウンジも無料で利用可能です。
新幹線を降りてすぐという抜群のロケーションにありながら、のびやかな空気と静寂に満ちた環境に浸れる「HACIENDA KARUIZAWA」は、観光にもビジネスユースにもうってつけの新拠点といえます。
豊かな自然とアート、こだわりのインテリアに囲まれた隠れ家のようなホテルで、これまでの軽井沢とは一味違った滞在時間を過ごしてみませんか?
HACIENDA KARUIZAWA(ハシェンダ カルイザワ)
- 住所
- 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢中谷地1178-1293
- アクセス
- 【電車】北陸新幹線「軽井沢」駅 直結
【車】上信越自動車道「碓氷軽井沢」ICから約15分 - 駐車場
- あり(宿泊客は無料)
- 総部屋数
- 9室
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