静岡駅周辺で心ゆるまる時間。美しい隠れ家庭園やパワースポットを巡る、大人の城下町さんぽ

静岡駅周辺で心ゆるまる時間。美しい隠れ家庭園やパワースポットを巡る、大人の城下町さんぽ

提供:ことりっぷ

 

新幹線でさっと立ち寄れる、静岡市。駅の周辺には、城下町の面影が残る街並みやパワースポット、洗練された美食の名店など、大人の好奇心をくすぐるスポットがたくさん。日帰りでも存分にリフレッシュできる、とっておきの旅先です。

2026年2月からは、東海の名園で知られる「浮月楼(ふげつろう)」で、本格的な茶懐石体験もスタート。さらに魅力を深める静岡で、上質な癒やしの旅へ出かけてみましょう。

 

 

名園のなかに誕生した「浮月花寮 茶寮」で茶懐石ランチ

名園のなかに誕生した「浮月花寮 茶寮」で茶懐石ランチ どこにいても自然を感じられる日本庭園

静岡駅北口から歩くことわずか3分。街の賑わいを抜け、門をくぐれば、そこには時が止まったかのような静寂が広がります。

ここは、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜公が、実際に大政奉還後の約20年を過ごした場所。「浮月楼」という名で、格調高い料亭として地元の人に親しまれています。

今も残る日本庭園は、明治の巨匠・小川治兵衛が手がけた池泉回遊式の庭。四季折々の表情を見せる庭園は、駅の近くにいることを忘れてしまうほど。一歩足を踏み入れれば、穏やかで贅沢な時間が流れています。

 

6席だけの特別な空間で、ゆったりとした時間が過ごせる

庭園でパワーチャージしたら、お待ちかねのランチタイム。2026年2月に敷地内にオープンした「浮月花寮 茶寮(ふげつかりょう ちゃりょう)」へ足を運んでみましょう。こちらでは、伝統的な茶懐石をベースに、現代的なエッセンスを織り交ぜた料理の数々を味わえます。

 

「花寮御膳」(16,500円)の提供は、木・金・土・日と祝日。お時間は11:00からと13:00からの二部制(予約制)

予約制の「花寮(かりょう)御膳」は、最後の一服を最高においしくいただくために組み立てられた特別なコース。

里山と海の幸が彩る「季節八寸箱」に始まり、焼きたての焼物や旬の炊物などが続きます。さらに、器やあしらいに庭の竹や花の端材を生かすなど、料亭が大切にする“循環”の思いが込められているのもすてき。

ほどよくお腹が満たされた頃に、主役のお抹茶をひと口。「すべてはこの一杯に繋がっていたんだ……」という充足感が、体中に染み渡ります。

 

 

「静岡浅間神社」で運気アップを祈願

「静岡浅間神社」で運気アップを祈願 鮮やかな朱塗りが青空に映える「楼門」

お次は、少し足を延ばして「静岡浅間(しずおかせんげん)神社」へ向かいましょう。

ここは約2100年前に創建された、東海地方随一の歴史を誇る古社。徳川家康公が幼少期から崇敬し、その祈りが天下統一へと繋がったとも言われる、徳川家ゆかりのパワースポットです。

まず目に飛び込んでくるのは、神社の顔ともいえる立派な「楼門」。国の重要文化財にも指定されているこの門は、高さが15mもあり、総漆塗り極彩色の壮麗な建物です。

 

日光東照宮の「眠り猫」で有名な左甚五郎が手がけた「叶え馬」

楼門のそばにある、「叶え馬」も見どころの一つ。家康公の愛馬をモデルに、名匠・左甚五郎が三代将軍・徳川家光公の命で彫り上げたという伝承が残っています。その名の通り「願えばなんでも叶う」のが、この叶え馬。旅の記念に、ぜひお願いごとを。

 

土・日・祝日の10:00〜15:00に行われる「本殿」の特別参拝(500円)

拝殿の奥にそびえる「本殿」は、お祓いを受けた人だけがお参りできる、特別な聖域です。

ここに祀られているのは、縁結びや長寿の神様として知られる「大己貴命(おおなむちのみこと)」と、富士山の女神であり安産や美の守護神「木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」。良縁や自分磨きを願う人は、タイミングを合わせて訪れてみて。

 

実は「静岡浅間神社」は、40もの神社が集まる「神々の集合体」。お祀りされている神様は、なんと56柱にものぼります。

そこでぜひ体験したいのが「七社参り」。境内に点在する七つの社を巡れば、どんな願いも叶うと言い伝えられています。

七社参りのご朱印札にスタンプを押したり、異なる表情の彫刻を眺めたり。境内を一周し終える頃には、たくさんの神様に見守られているような気持ちになれます。

 

朱塗りの社殿が美しい「八千戈神社」

七社参りのなかでも、ひときわ力強いパワーを感じるのが「八千戈(やちほこ)神社」。

家康公が、あの「関ヶ原の戦い」の際に肌身離さず持っていたといわれる「念持仏(ねんじぶつ)」をお祀りしていたことから、「ここ一番」の勝負時に御利益があると信じられてきました。

人生の転機や新しい一歩を踏み出したいとき、そっと背中を押してくれるはずです。

 

「叶守」(1,000円)

七社をすべて巡り終えたら、最後はこちらのお守りを。なんでも叶う“叶え馬”の「叶守」は、ころんと愛らしいフォルムのお守り。手のひらにおさまるサイズだから、バッグに忍ばせて大切に持ち歩きたくなります。

 

 

「手打ち蕎麦 たがた」で予約制の蕎麦会席コース

「手打ち蕎麦 たがた」で予約制の蕎麦会席コース 「手打ち蕎麦 たがた」の店内

夕食は、静岡駅からもほど近い「手打ち蕎麦 たがた」へ。外観は蕎麦屋の概念を覆す、シックでモダンな佇まい。知る人ぞ知る、大人の隠れ家のような一軒です。

 

店主の田形治さん

店主の田形さんは、希少な「在来蕎麦」の種を自ら蒔き、育て、打つ蕎麦の探究者。唯一無二の味わいを求めて、県外からわざわざ足を運ぶファンが絶えないというのも頷けます。

 

「蕎麦会席コース」の一例

予約制の「蕎麦会席コース」は、これまで出会ったことのない蕎麦料理を楽しめる、特別なラインナップ。

パリッと香ばしく揚げた蕎麦や、お刺身のように味わう一皿など、運ばれてくるお料理はどれも驚きの連続。 地元の食材もふんだんに使われており、静岡の食の豊かさを実感できます。

 

 

「BAR KARYO」で静岡の夜を優雅に楽しむ

「BAR KARYO」で静岡の夜を優雅に楽しむ 美意識が宿るアートな空間に心がときめく

旅の締めくくりは、再び「浮月楼」へ。「手打ち蕎麦 たがた」から「浮月楼」までは、歩いて約10分ほど。夜の静岡の街並みをゆっくりお散歩しながら戻るのに、ちょうどいい距離です。

お目当ては、2025年6月にオープンした「BAR KARYO(バー カリョウ)」。店内はほどよく光が抑えられた、落ち着いた雰囲気。貴重な神代杉を特殊なレジンで閉じ込めた、重厚なカウンターが目を引きます。

 

「KEIKI」(1,650円)別途1100円のチャージ料

イチオシの一杯は、シグネチャーカクテル「KEIKI」です。煎茶やグレープフルーツなど、12種のボタニカルが香るロンドンジンをベースに、淹れたての煎茶を贅沢にブレンド。グラスを近づけた瞬間、お茶の清々しい香りがふわりと広がります。その爽やかな喉ごしは、旅の疲れを優しく解きほぐしてくれますよ。

 

闇の中にしなやかに浮かぶ茶室の姿は、まるで一枚の絵画のよう

お酒を楽しんだら、ライトアップされた池の周りをゆるりと散策。昼間とはまるで別の顔を見せる幻想的な景色に、時間を忘れてリラックスできます。

 

池に目を向ければ、ゆうゆうと泳ぐ錦鯉の姿も

古き良き風情を感じながら、上質な大人の時間を過ごせる静岡駅周辺。今度のお休み、関東からも関西からも行きやすい静岡で、心ゆるまる旅をしてみませんか?

 

 

文:安藤美紀

 

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