岐阜県の人気温泉地・下呂温泉にたたずむ「下呂温泉 小川屋」。日本三大名湯のひとつとして知られる名湯を、趣の異なる多彩なお風呂で楽しめる宿です。約70年の歴史を持つ老舗旅館でありながら、館内にはモダンな温泉スパやデザイン性の高い客室もそろい、カップルや女子旅にも人気。温泉街の中心に位置する便利な立地で、名湯と飛騨の美食、そして心地よいおもてなしに癒やされる滞在を堪能できます。
アクセス・チェックイン️
岐阜県中部に位置する下呂温泉は、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ「日本三大名湯」のひとつとして知られています。アルカリ性単純泉のなめらかな湯は“美肌の湯”とも呼ばれ、古くから多くの旅人に愛されてきました。そんな名湯の地で約70年の歴史を重ねてきたのが「下呂温泉 小川屋」です。
老舗旅館でありながら館内はモダン。カップルやファミリーや三世代旅行にもぴったりです。
実は、宿泊ゲストの半数以上が20代というのも特徴です。温泉街を散策するのにうれしい色浴衣がオプションで用意されており、洗練された温泉やスパ、こだわりの館内フレグランスも好評です。
アクセスの良さもこの旅館の魅力のひとつ。JR高山線「下呂駅」から徒歩約8分。温泉街の中心に位置しているため、足湯めぐりや食べ歩きなど下呂温泉散策の拠点にもぴったりです。
大浴場
「下呂温泉 小川屋」の魅力のひとつが、館内で楽しめる多彩な温泉施設。
趣の異なる5つの大浴場に加え、貸切風呂もそろい、館内で湯めぐりを楽しめます。
下呂温泉はどの宿でも同じ源泉を使用しているため、泉質は基本的に共通。だからこそ、それぞれの旅館は温泉施設の個性や空間づくりに力を入れています。「下呂温泉 小川屋」では、その魅力を存分に体感できます。
白鷺の湯
まず訪れたいのが、宿の代名詞ともいえる大浴場「白鷺の湯」。畳敷きの床が特徴的で、“畳風呂”として知られています。2022年5月にリニューアルされ、よりモダンで幻想的な雰囲気に生まれ変わりました。
浴場は約100畳の広さを誇り、東海地区最大級ともいわれる畳風呂です。やわらかな畳の感触が心地よく、思わず足元からリラックスしてしまいそうです。滑りにくい素材のため、小さな子どもや年配の方でも安心して入浴できるのもうれしいポイント。特殊加工された畳が使用されており、衛生面にも配慮されています。
畳のぬくもりと湯のやさしい肌触りに包まれる時間は、まさに下呂温泉ならではの癒やしです。
ドライサウナや水風呂も完備され、極上のひとときを過ごせます。
「白鷺の湯」の階段を降りた先には、「白妙の湯」があります。こちらでは、岩の露天風呂とホワイトイオンバスを楽しめます。
下呂温泉の湯はアルカリ性単純泉で、古くから“天然石けん”とも呼ばれてきた美肌の湯。そこにホワイトイオンバスを組み合わせることで、細かな気泡が毛穴の奥まで入り込み、肌をやさしく整え、湯上がりの肌がしっとりすると評判です。
パウダールームも洗練されたたたずまい。温泉の白い湯気に包まれながら過ごす時間は、忙しい日常を忘れさせてくれます。
薬師の湯
2018年に改装された「薬師の湯」も人気の大浴場です。畳敷きのエリアと格子窓から差し込むやわらかな光が特徴で、中央に設けられたヒノキ風呂の木の香りにも癒やされます。
和の趣を残しながらも、落ち着いたモダンな空間に仕上げられているのも印象的です。
朝は格子窓から清々しい光が差し込み、夜は照明が幻想的な雰囲気を演出します。時間帯によって表情が変わるのも、この浴場の魅力。こちらの大浴場でもドライサウナと水風呂を楽しめます。
飛騨川沿いに設けられた露天風呂「河鹿の湯」では、開放感あふれる湯浴みを楽しみましょう。耳を澄ませば、川のせせらぎやカジカガエルの鳴き声が聞こえてくることも。
下呂温泉の中でも飛騨川と同じ目線で入浴できる露天風呂は希少です。温泉街の中心にありながら、自然の気配を感じられる空間になっています。
温泉スパ「汕」も、注目の施設。2017年にオープンしたモダンな温泉空間で、館内でも特にスタイリッシュな雰囲気です。空間デザインのコンセプトは益田川(飛騨川)。岩を思わせる壁の配置や流れるような動線が魅力で、温泉に浸かりながら自然のエネルギーを感じられるよう工夫されています。
天然温泉を使った炭酸泉やジャグジーなどがそろい、リラックスしながら温泉を楽しめます。
貸切温泉
館内には9つの貸切温泉が用意されています。
別館「ゆらぎ」には趣の異なる7つの貸切風呂、本館には白と黒の対比が美しい「硯湯」「絣湯」がありますので、それぞれの魅力をご紹介します。
別館ゆらぎ 貸切風呂「瑠璃 ~るり~」
「瑠璃」は、外の景色を望む半露天風呂タイプの貸切湯。窓の外に広がる自然を眺めながら、静かな温泉時間を楽しめます。
浴槽には、香り高い高野槇(こうやまき)の桶風呂を使用。木のやさしい香りに包まれながら湯に浸かる時間は格別です。
やわらかな木の質感と温泉のぬくもり。心がほどけるような癒やしのひとときを過ごせます。
別館ゆらぎ 貸切風呂「霞 ~かすみ~」
やわらかな空気感が魅力の「霞」。こちらも窓から外の景色を望める半露天風呂です。特徴は、床が畳敷きになっていること。
足触りがやさしく、湯上がりも心地よく過ごせます。和の落ち着いた空間で、ゆったりとくつろぎたい方におすすめの湯です。
別館ゆらぎ 貸切風呂「山吹 ~やまぶき~」
「山吹」もまた、窓から景色を望む半露天タイプ。こちらも畳敷きの浴室で、落ち着いた和の雰囲気が広がります。大切な人と過ごす時間が、より特別に感じられる貸切風呂です。
別館ゆらぎ 貸切風呂「菫 ~すみれ~」
「菫」は、窓から外の景色を望む半露天風呂。床はタイル敷きになっています。すっきりとした清潔感のある浴室で、落ち着いて温泉を楽しめる空間です。窓の外の自然を眺めながら、静かな湯浴みの時間を満喫してください。
別館ゆらぎ 貸切風呂「利休 ~りきゅう~」
和の趣を感じられる貸切風呂「利休」。窓の外には、落ち着いた坪庭の景色が広がります。
浴槽には、香り豊かな高野槇の桶風呂を使用。木のぬくもりと静かな庭の景色が、まるで茶室のような穏やかな時間を演出します。静かに温泉を楽しみたい方におすすめの湯です。
別館ゆらぎ 貸切風呂「山葵 ~わさび~」
「山葵」も、坪庭を望む落ち着いた貸切風呂。窓の外には、四季を感じる小さな庭の風景。浴室はタイル敷きで、すっきりとした清潔感のある空間です。静かな時間の中で、ゆっくりと温泉を楽しむことができます。
別館ゆらぎ 貸切風呂「琥珀 ~こはく~」
貸切風呂の中でも、特に広々とした空間が魅力の「琥珀」。シャワーとカランが2か所用意されており、4〜5名まで利用可能です。床はやさしい畳敷き。窓の外には、落ち着いた坪庭が広がります。ファミリーやグループでの利用にもぴったり。みんなでゆったり温泉を楽しめる貸切風呂です。
本館 貸切風呂「硯湯(すずりゆ)」
黒を基調にした重厚な空間が印象的な「硯湯」。浴槽には黒御影石が使われ、その姿はまるで書道の硯のよう。古来、湖や海、川などの自然を「硯」に見立てる文化があります。眼前に広がる飛騨川の清流、そして下呂の名湯。その美しい水の世界を、硯のイメージに重ねて表現した貸切風呂です。
本館 貸切風呂「絣湯(かすりゆ)」
「絣」は、飛白(ひはく)とも書かれます。飛白とは、筆の線の中に白が飛ぶように現れる書道の技法のひとつ。
この湯は、その美しい「白」のイメージを表現した浴室です。左官の白、白木の持つ無垢。やわらかな白を基調とした空間が、落ち着いた温泉時間を演出します。黒の硯湯と対になる、静かで美しい貸切風呂です。
二人だけの静かな湯浴みや、家族でのんびりと過ごす時間など、旅のスタイルに合わせて選びましょう。
客室
この宿には旅のスタイルに合わせて選べる全15タイプの客室が用意されています。好きな時間に下呂の名湯を楽しめる客室温泉付きのスイートルーム、館内の移動が少なく年配の方も過ごしやすい客室、夫婦やカップルでゆっくりと過ごせる客室、温泉や食事をメインにリーズナブルに滞在できる客室。さらに、グループ旅行で賑やかに過ごせる大部屋など、目的やニーズに合った客室が見つかります。
特に人気の客室は、2024年12月にリニューアルオープンした、最上級スイートルーム「碌間(ろっかん)」~弐・参・肆・伍~。飛騨の伝統と現代デザインが融合した、特別な滞在を楽しめる客室です。
全室に露天風呂と内風呂の2種類の客室温泉を完備しており、部屋にいながら名湯下呂温泉を心ゆくまで楽しめるぜいたくな客室です。
ドライヤーはKINUJO、基礎化粧品はPOLAの最高峰ホテルアメニティ「IUGEN(イウゲン)」。冷蔵庫内にはビールや日本酒、ジュースなども用意されています。
室内には、合掌造りから着想を得た天井や、飛騨石を用いた石垣モチーフなど、飛騨らしい意匠が随所に散りばめられています。
家具や照明、インテリアはすべてオーダーメイド。一枚板のダイニングテーブルやロッキングチェアなど、飛騨の家具職人による作品が空間を彩ります。
書家・渡部裕子氏による書アートや、飛騨の伝統工芸を取り入れたアート作品も設えられ、客室の随所に美意識が息づいているのも特徴です。
雄大な飛騨の山々を望む景色と四季を感じる日本庭園が非日常の空間を演出し、そしてこだわりの照明が生み出す幻想的な夜の空間。ここでしか味わえない、特別な滞在を満喫できます。
カップルにおすすめの客室は、モダンなデザインで人気の「ゆらぎ館 川側洋室ツイン」。淡い色調でまとめられたツインベッドとソファを備えた洋室で、まるでリゾートホテルのような居心地の良さが魅力です。
客室のデザインは、北欧と和のテイストを融合させたデザインで知られる「bazik」の滝澤氏によるもの。落ち着きのある洗練された空間で、ゆったりとくつろぐことができます。
益田川(飛騨川)に面したバルコニー付きもあり、夕暮れや朝の時間には川の流れと下呂の自然を眺めながら、静かなひとときを過ごせます。
夕食
旅の楽しみのひとつが、地元食材を生かした料理です。「下呂温泉 小川屋」では、飛騨地方ならではの旬の食材を使った和食会席を味わえます。
特に飛騨牛はA4等級以上のものを厳選して使用しており、訪れるゲストからも好評です。
人気の会席「特選飛騨牛三昧」では、つゆしゃぶや石焼き、ローストビーフなど、飛騨牛の魅力をさまざまな調理法で堪能できます。
料理に合わせて、岐阜の地酒を嗜んでみてはいかがでしょうか。唎酒師も在籍しているので、料理に合う一杯を提案いただけます。
食事処「季咲亭」はモダンな空間にリニューアルされており、ゆったりとした席配置が特徴。すだれで仕切られた空間は半個室のような落ち着いた雰囲気で、記念日や女子旅の食事にもぴったりです。
夕食後は温泉街の散策に出かけたり、温泉やスパ三昧を満喫してみたり、大切な人とゆっくりと過ごすのもお好み次第。旅の一日の幸せな思い出を胸に、満ち足りた気分でゆっくりとお休みください。
体にやさしい朝ごはんで爽やかな一日
朝食は、和洋約50種類がそろうバイキングスタイル。彩り豊かな料理が並び、身体にやさしく染みわたる味わいで、1日のはじまりにふさわしいエネルギーを満たしてくれます。
一番人気は飛騨牛カレー。ふんわりとした卵焼きや新鮮な野菜サラダ、やさしい味わいの豆腐など、体にうれしいメニューがそろいます。
飛騨地方の郷土料理「朴葉味噌」もぜひ味わいたい一品。香ばしい味噌を温かいご飯にのせれば、思わず箸が進みます。まろやかな味わいの飛騨牛乳プリンもおすすめです。
日本三大名湯のひとつ、下呂温泉。その中心に位置する「下呂温泉 小川屋」は、名湯を多彩な温泉施設で楽しめる宿です。畳風呂をはじめとした個性豊かな湯、飛騨の恵みを生かした料理、そして快適な客室。老舗の歴史を大切にしながら、現代の旅人にも心地よい空間が広がっています。温泉街の散策と合わせて楽しめるのも魅力でしょう。次の休日には、下呂温泉でゆったりとした癒やしの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
下呂温泉 小川屋
- 住所
- 岐阜県下呂市湯之島570
- アクセス
- 【電車】JR高山線「下呂」駅より徒歩約8分
【車】中央道「中津川」ICより国道257号経由で約1時間 - チェックイン
- 15:00 (最終チェックイン 18:00)
- チェックアウト
- 11:00
- 駐車場
- 80台 (無料)
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撮影・取材・文/北川 りさ

